建築設計における振動設計とは何か?

近年、建物の建設計画における振動問題は、益々顕在化傾向にあり構造設計段階での対応が回避された場合には、解決困難な結論を出さざるを得ない状況になっています。
この問題を鑑み、振動対策の基本は設計段階にありとの思いで設計を行なっております。

建築構想段階で環境問題と考える

① 施設の目的と将来計画(フレキシビリティ)
② 機能面からの振動・騒音環境のグレード分け(許容値)

建築物の振動・騒音の評価、設計の対象

① 人の動作、②風、③地震、④暗振動、暗騒音、交通、建設工事

評価・解決しなければならない項目

① 体感振動、居住性能評価 対象振動数:1~80Hz
② 固体音領域の振動・騒音の評価(振動加速度、NC曲線)対象振動数:63~500Hz
③ 精密設備の機能障害への評価(IC、光学、精密加工) 対象振動数:1~80Hz

建築物の振動対策の基本

 ① 設計スペックの見直し、協議
 ② 防振/制振装置による減衰の付加
 ③ 構造計画の見直し(補剛対策、共振対策、構造変更、配置計画)

提供可能な振動・騒音設計・評価業務の一覧

道路交通騒音の評価
鉄道騒音の評価
航空機騒音の評価
低周波音の評価(設備機器、放流、工事)
環境騒音の評価(騒音規制法)
室内騒音の評価(会話妨害、快適性、明瞭度)
外部騒音に対する開口部の遮音性能評価
室間遮音性能の評価(界壁構造)
環境振動の評価(設備機器・工事・交通振動、風等による居住性や精密機器への振動障害や規制)
床衝撃振動・騒音の評価(固体音問題)
建物振動特性の評価(内乱(建物内部振動源)、外乱(風、地震等自然振動源)の応答振動)

KOO Associates振動IoTモニタリング

さまざまなモノに振動センサと通信機能を搭載してインターネットに接続し、データの受信・蓄積・可視化を時系列に連携する技術で、目的に応じた振動解析と評価(グラフ化)を行うため、データ可視化アプリや評価基準に対応した解析アプリも独自開発
計測する振動=『3軸の時刻歴振動加速度データ』

振動IoT機材の標準構成
① センシングデバイス(振動加速度センサ)
② ゲートウェイ(通信装置)
③ アプリケーション(ソフトウエア)
④ ネットワーク(LAN、Internet)
⑤ データ収納(サーバー、クラウドサーバ)
⑥ フィードバック(可視化、通知、制御)

振動計測、振動IoTモニタリングの活用事例
①新設建物が建つ地盤の振動性状把握、既設建物地盤振動との比較
②振動障害発生原因の究明(短期計測、長期計測)
③設備機器の更新、新設に対する振動問題検討のため